医療被ばくに関する取り組み

 X線を使用する機器に関しては、装置メーカーによる定期点検の実施と共に、日常的に始業時、終業時の点検を行い、安全と安心を確保し業務にあたっています。
 撮影件数の多い胸部X線撮影、腹部X線撮影などでは、X線用フォトタイマ(自動的に適正な濃度を得るための機器)を使用し、被ばく低減と適正な画像を得ることの両立を果たしています。
 また診療用放射線を安全かつ安心して使用するため、医療機関の管理者が診療用放射線に係る安全管理の体制を整備しています。
 医療放射線安全管理責任者を配置し、診療用放射線の安全管理のための指針の策定、放射線従事者等に対する診療用放射線に係る安全管理のための職員研修の実施、さらに、診療用放射線による医療被ばくに係る安全管理のために必要となる業務の実施及び方策として、医療被ばくの線量管理、医療被ばくの線量記録の実施を行っています。



一般撮影・CT撮影

X線一般撮影

胸部・腹部・骨などのX線撮影。
従来使用してきたIPプレート方式から、医療用フラット・パネル・ディテクタ(検出器を縦横にならべたプレート):FPD を導入。X線を直接デジタル信号化し、画像を瞬時に表示することができます。今まで以上に早く、より良い診断画像を得ることができます。

CT検査

16列MDCT導入、稼働中。早く、細かい断層画像を得ることができ、急性および慢性の症状に対する画像診断に重要な役割を担っています。予約外の緊急撮影にも迅速に対応しております。
検診では「低線量CT肺がん検診」を実施中。友の会会員さんは3,500円(税込み)で低線量(通常より被ばく量を減らした)胸部CT検診を受けることができます。認定取得した技師の指導の元で撮影、認定取得した医師の読影を行っております。

透視検査

主に消化管検査(胃透視)を行っております。内視鏡検査と相補的に行い、早期がんの発見、胃粘膜性状評価も行っております。